陽だまりがあり、そして温もりのある納骨堂「聖樹」。
参拝者のみなさまに、心穏やかな時間を過ごしていただきたい。そのこだわりの思いが「聖樹」に、美しく凝縮されています。
花や線香を持たず、手ぶらで気軽に参拝できるスタイルも「聖樹」ならでは。 ご遺骨は、住職とその親族、僧侶で、真心を持ってお守りします。
おもてなしの気持ちを込めて。参拝いただくすべての方に優しい納骨堂です。
宗教に関係なくお求めいただけます。
デザインと技術の統合で定評のある久米設計に設計を依頼し、現代の納骨堂にふさわしい斬新なデザインの建物になりました。
太陽がそそぎ込む明るいロビーは、シンプルでモダンな空間。間接照明を効果的に使い、温もりを演出しています。天井まで続く吹き抜けと、緑が臨める開放的な大型ガラス窓からは、太陽の陽射しが射し込みます。
[ 休憩スペースも兼ねる、上質で開放的なロビー ]
杉の木から作ったコンクリート打ちっぱなし、大理石など、壁の素材にもこだわりました。
陽の光が降り注ぐ2階、3階の参拝スペースには、仏師・中西祥雲氏作の観音菩薩と阿弥陀如来、吹き抜け部の壁面には、雲中供養菩薩像がご安置されています。また、毎朝、各階の参拝スペースで住職がおつとめしています。
[ 3階の参拝スペースに安置する阿弥陀如来像 ]
[ 吹き抜けの壁面に祀る雲中供養菩薩像 ]
[ 仏師・中西祥雲 ]
【京仏師・中西祥雲氏プロフィール】
1988年、二代目・中西祥雲を継承。
京都の伝統工芸士として名高い。全国各地の寺院の仏像を手掛ける。
本願寺ハワイ別院の本尊修復なども手掛けている。
フランスを代表するガラス工芸家、エミール・ガレやドーム兄弟の作品をロビー壁面に展示。奥には、ガンダーラ遺跡から発掘された仏像2体を安置しています。その他、クノップフ、バーン=ジョーンズ、シュビッターズ、レオナールフジタなどの作品が数十点館内にございます。
[ エミール・ガレやドーム兄弟の作品を展示 ]
[ ガンダーラ出土のブッダ座像 ]
納骨壇は、一般的な暗い漆塗りではなく、伝統ある京都の西陣織の織師に生地を依頼。散華※の図柄で織り上げた特製の布が完成しました。そして、納骨棚の扉に一枚一枚丁寧に貼りつけ、上質に仕上げています。
※散華…仏に供養するために花を散らすこと。元々インドでは花や香を地にまいてその場を清め、仏に供養したことに由来しています。
[ 特製の西陣織で包まれた納骨壇 ]
[ 三体以上納骨される際に使用する専用納骨袋 ]